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東アジア・アルマ地域センター (EA-ARC)
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EA-ARC活用ガイド

アルマ望遠鏡の観測性能、観測提案の提出方法、観測データの入手方法などはALMA Science Portal に掲載されています。

ALMA データを手にするまでのステップ EA-ARCによるサポート
ALMA Science Portalでユーザー登録 登録、ログインの問題への対応
ソフトウェア(OT, CASA)のインストールと利用 バグ等への対処、使い方の提示
Phase 1 (Proposal submission) プロポーザル準備のサポート
Phase 2 (Observation phase) Scheduling Block の作成
プロジェクトの進行状況の確認:ツール SnooPI 問い合わせへの対応
データの取得(ALMA Science Archive) アーカイヴ活用のための支援
データ解析 (CASA) チュートリアル、ARCウェブでの情報提供、ヘルプデスク対応、Face-to- faceサポート

東アジア・アルマ地域センター (EA-ARC) の主なタスク

  • Issue call for proposals: 東アジア地域に向けて、観測プロポーザルの公募をアナウンスします。
  • Helpdesk: Phase I (プロポーザル準備段階)と、Phase II (観測テーブル準備段階)、データ解析などの質問に対応します。 Helpdeskは英語と日本語で対応します。ユーザーは、ALMA Science PortalのページにリンクのあるHelpdeskのページから申請してください。
  • Assist JAO in the Proposal Review Process.
  • Phase 2 materials: PIにかわって採択された観測プログラムの指示書を作成します。
  • Quality Assurance: アルマ観測所(Joint ALMA Observatory: JAO)と共同し、観測データの品質保証を行います。
  • Archive, distribution of data and processed images: 全観測生データをアーカイブし、その生データと解析された画像をPIに届けます。観測データは、占有期間満了後はコミュニティに公開します。
  • Face to face expert assistance: 必要に応じて、face-to-faceでサポートの場を設けます。
  • Expert hands-on data reduction help: 熟知したスタッフによるデータ解析のヘルプを提供します。
  • Organize tutorials: ALMAを使った観測提案に必要な情報、データ解析の方法をお伝えするチュートリアルを行います。

Helpdesk

ALMAのユーザーサポートはALMA Helpdesk と呼ばれるチケットシステムを通して行うことが推奨されます。

この中では、プロポーザル準備、関連文書についての質問や、face-to-faceサポートの希望、チュートリアルで疑問に思ったCASAやOT、データアーカイブなどについての質問も可能です。

ユーザーはface-to-faceでのサポートを希望することもできますし、ARCスタッフがface-to-faceサポートを提案する場合もあります。

Face-to-face

Face-to-faceサービスでは、EA ARCへの訪問やテレビ会議などを通じて対話的なサポートを受けられます。PIまたはco-Iとして採択されたプロジェクトが対象になります。Face-to-faceの申請は、PIがHelpdeskを通して行ってください。基本的には、ユーザー1人につき、目的に対応した1人のスタッフが対応します。

訪問によるインストラクション等を希望される方は、解析環境として、ご自身のPCをお持ちいただくか、事前に国立天文台 Astronomy Data Center (ADC) のアカウントを取得しておいてください。申請からパスワード郵便物が到着するまでおよそ1週間程度かかります(下記、計算機リソースの項を参照)。なお、スムーズなface-to-face インストラクションのために、事前に解析相談を希望するデータを使用する計算機にコ ピーしていただくことを強く推奨します。

PI は、データをALMAアーカイヴからネットワークを通じてダウンロードしますが、場合によっては外付けHDD(USB接続)でのデータ配信をうけることもできます。アーカイヴからのダウンロード以外の方法をご希望の方は、EA-ARC のスタッフにご相談ください。

計算機リソース

EAARCでは、ALMAデータの解析のための計算機リソースとして、 国立天文台 天文データセンター (Astronomy Data Center、以下ADCと略す) のデータ解析システムの共同利用を推奨しています。

利用するためには、まず以下の計算機利用申請ページより申し込みをしてください。
・ 計算機利用申請 https://www.adc.nao.ac.jp/MDAS/appl/appl_j.html
・ English https://www.adc.nao.ac.jp/MDAS/appl/appl_e.html

申請資格は、国籍を問わず日本の研究機関に所属している天文学及び関連分野の研究者(またはセンター長が特別に認めたもの)となっており、申請はいつでも行えます(ただし学部生はADCアカウントを取得できません)。承認後に初期パスワード等が郵送されます。face-to-faceなどでEA-ARC を訪問してのインストラクションや相談を希望される方は、1週間以上前に申請をご自身で済ませておいてください。

Documents & Tools

ALMA Science Portal: では、以下を提供しています。

Archive

ALMA archive にはPI とEA-ARCスタッフのみがアクセス可能な、パイプラインを通したデータ (images and calibrated uv data) 、生データ、オフラインデータが保存されます。

ALMAを用いた観測に基づいて書かれた論文は、以下にリストされています。

Archiveを用いた研究の実例とArchiveの使い方については、下記をご参照ください。

日本天文学会2014年春季年会 ALMA特別セッション
「ALMAアーカイブデータが切り拓く天文学」 における講演資料

  • はじめに:林 正彦(国立天文台)PDFファイル資料
  • ALMA アーカイブを使ったサイエンス  
    • a. 銀河形成:長尾 透(愛媛大学)PDFファイル資料  
    • b. 星形成:廣田朋也(国立天文台)PDFファイル資料
  • ALMA アーカイブを使うために:Erik Muller(国立天文台)PDFファイル資料

自然科学研究機構 研究者行動規範

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