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ALMAによる観測
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サイクル0

募集内容

アルマ観測のための手順

プロポーザル募集の詳細はEA ARC ALMA Science Portal にあるCall for Proposal を参照してください (計画停電に伴う混乱を避けるために、現在EA ARC ALMA Science PortalウェブページはチリにあるJoint ALMA Observatoryのサーバーにて運用しています)。 プロポーザルを書き始める前に、最新のCycle0の仕様やProposer's guideをチェックしてください。 詳細な技術的な情報はTechnical Guideを参照してください(2011年5月15日公開)。

ALMA観測に必要なステップ:

  • Proposal preparation (Phase 1): 観測に関係する科学的、技術的な情報を用意し、それをObserving Tool (OT) に入力・添付します。
  • Proposal review process: 観測時間は、それぞれのプロポーザルに対して、単一の国際的なプロポーザル審査会によるランキング付けを元にして与えられます。
  • Preparing observations (Phase 2): 実際の観測スケジューリング(観測手順の指示)を、詳細な観測情報をOTに入力することで作成します。
  • Check status of the observations: 観測の状況を、ALMA Science Portal内のProject Trackerツールを用いてチェックします (ログインの必要があります)。

重要な期日・予定

  • 31 March 2011: ALMA Early Science Cycle 0のプロポーザル募集要項公開(Call for Proposal)。Observing Tool(Off line version)の公開。
  • 29 April 2011: Submission Deadline of Notice of Intent.
  • 1 June 2011: プロポーザル投稿の受付開始。Observing Tool(On line version)の公開。
  • 30 June 2011: プロポーザル投稿の締め切り。
  • September 2011: 投稿者に対して、審査結果の通知。
  • 30 September 2011: ALMA Cycle 0の観測期間の開始。
  • 30 June 2012: ALMA Cycle 0の観測期間の終了.

観測がされると、データをALMAアーカイブからダウンロードできます。データは、CASAを用いて解析することができます。

プロポーザル準備から観測スケジューリングまで

Phase 1: Proposals and Review Process

Phase 1のプロポーザル情報はObserving Tool (OT)を用いて用意する必要があります。Observing Tool (OT)では、ユーザーは、科学的・技術的な文章(scientific case/technical case)、ターゲット指定、オン/オフ・ターゲット時間の指定、感度や観測時間の見積もり、大気状態に関する要請(たとえば大気透過度など)などの情報をプロポーザルに与えることができます。EA-ARCは、東アジア・コミュニティーとALMA観測所の間を取り持つ窓口として、ユーザーがPhase 1のプロポーザル準備をすることを支援します。その支援では、OTの技術的相談や感度計算ツールに関する助け、そしてそれ以外にも観測戦略の相談なども行います。

単一のプロポーザル審査会(Proposal Review Committee)がJAOにより運営されます。科学的意義にもとづくランキングだけでなく、観測所では技術的実現可能性(technical feasibility)について同時に審査します。EA-ARCのスタッフはこの技術的審査に参加します。この審査では、プロジェクトの実現可能性の技術的審査(例えば、感度、スペクトル設定、アンテナ配列、マッピング、キャリブレーション)やALMAですでに観測がされているのかどうかなどの審査を行います。

Phase 1段階に関しての疑問点や質問などあれば、気軽にALMA Helpdeskを通してEA-ARCへご相談ください。

Phase 2: Preparing and Scheduling Observations

投稿したプロポーザルが審査をパスしたら、PIは観測のスケジューリングと実行のために必要な詳細な観測情報をOTを用いて指定・入力するように求められます。ARCスタッフはこの段階のユーザーサポートを行い、そして、ユーザーによって準備されたすべての情報を確認をします。ARCスタッフはユーザーとJAOの間を取り持つ窓口となり、必要に応じてオペレーションスタッフと連絡を取り合います。

それぞれの観測プロジェクトは、1つまたは複数の観測単位(ObsUnitSets)に分けられます。その観測単位(ObsUnitSets)は、およそ45分の科学的観測を行うScheduling Blocks (SBs)が順番に並んだものです。ARCスタッフはすべてのScheduling Blocks (SBs)を確認・チェックします。ARCスタッフによってSBsのチェックが済んだ後に、それらはALMAのアーカイブにサブミットされます。同時に、SBsのチェックのために使ったすべての資料もALMAのアーカイブにサブミットされます。もし、問題が見つかれば、ユーザーはその修正を依頼します。問題が解決される前に、観測が実行のためのスケジューリングをされることはありません。問題には、技術的(OTの間違った使用や間違った出力など)または運用上(ARCの審査でよりよい観測実行手順が見つかった場合など)がありえます。一旦、Phase 2のすべての情報が正しいとなれば、SBsのステータスが"Defined" から"Ready"に変えられることで、観測可能であるとしてチリのALMAオペレーションに送られることが承認されます。Phase 2の完了期限は、それぞれのスケジューリングサイクルに設けられます。期限の時点でphase 2サブミッションがされてないプロジェクトは実行されません。

登録されたScheduling Blocks (SB)はどのタイミングで観測されるのかは、ユーザーやARCスタッフからは指定できません。そのようなプロジェクトのステータスはProject Trackerによって知ることができます。

Phase 2段階に関しての疑問点や質問などあれば、気軽にALMA Helpdeskを通してEA-ARCへご相談ください。

観測後

CASA

アルマ・データの解析は、Common Astronomy Software Applications (新しいウィンドウで開く CASA )にて行うことができます。CASAのインストールは、リンク先より行うことができます。また、CASAのデータ解析例は 新しいウィンドウで開く CASA Guides より見ることができます。もし、ALMAデータの解析を望むのならば、 ALMA Primer(for Early Science)が干渉計データ解析の理解の助けになります。実際のデータ解析に関する質問はALMA Helpdeskにて受け付けています。

アルマ・パイプライン (ALMA Pipeline)

ALMAデータは、自動的にパイプライン処理されるようになります。アルマ・パイプラインは、基本的なアルマ観測モードに関して科学的に使用可能なイメージを提供します(サイクル0では使用できません。2012年後半からの運用となります)。解析されたデータは新しいウィンドウで開く ALMA archive に保管されます。EA-ARCでは、データ解析のオプティマイズをクラスター計算機にて行うことができるようになります(サイクル0では使用できません)。

過去の募集と採択情報

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