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アルマワークショップ

Star formation with ALMA: Evolution from molecular clouds to protostars

申請者
徳田一起
形式
徳田一起
日程
2019年3月4日-6日

研究会タイトル
Star formation with ALMA: Evolution from molecular clouds to protostars

日程
2019 年 3 月 4 日 (月) 13:00 ~ 6 日 (水) 17:00

場所
名古屋大学 高等研究院 1階 カンファレンスホール

開催趣旨

星形成と母体となる分子雲は薄く広がった成分から分子雲フィラメントや分子雲コアなど非常に豊かな階層構造を有しており、そのサイズや密度は進化に応じて数桁に渡って変化するたため、複数の異なる空間周波数レンジで観測することが非常に重要である。また最近のALMA等を用いた太陽系近傍の星形成領域の観測より、分子雲中の磁場や乱流が重要な役割を果たし、星形成現場に多様性を生み出していることが観測的に明らかになりつつある。またALMAは銀河系とは異なる環境(例えば、金属量や紫外線量)下にある系外銀河においても分子雲およびそこでの星形成活動を十分な分解能で観測することを可能にした。例えば、大マゼラン雲における観測では、銀河系で見られているような分子雲フィラメントが空間分解され、またホットコア領域では複雑な有機分子が検出されつつある。


開催計画/目的

本研究会では日本国内で行われているALMAを用いた太陽系近傍から近傍銀河における星形成領域の観測を俯瞰し、関連する理論研究も取りいれつつ、ALMA Cycle 7における観測戦略を考案することを目的としている。特に、分子雲フィラメントや分子雲コアなど数桁に渡った複数の階層構造を明らかにしていく観測が重要になるであろう。またそれらの階層構造を効率よく明らかにするためのプローブの有効性についても議論したい。例えば分子雲の広がった成分の分布を知るためにはCOや[CI]、星形成直前の非常に密度が高い分子雲コアの中心部においては重水素化合物などが有力視されている。これらの観測には広い空間周波数をカバーしつつ、高周波数のBandを用いた観測が必要になることもあるため、日本が開発したACA(Atacama Compact Array)やBand4,8,10受信機の積極的な利用を促進することも目的の1つとする。

講演時間
1人あたり20~30分程度 (議論の時間込み)

言語
基本的に英語であるが、日本語の発表も可 (発表スライドは英語を推奨)

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