日程: 2013年9月25日(水) -- 26日(木)
会場: 国立天文台)コスモス会館会議室
内容: ブラックホールの高エネルギー現象に関連する、ALMAのイメージング能力と広い観測
周波数域を活かしたアプローチについて、また、関連しうる広い範囲のサイエンスの話
題について、電波ガンマ線にわたる多波長観測・理論の視点を含めて議論します。
また、Cycle 2で新たに公開される可能性のある、3km基線、偏光観測などを想定した
研究展開について理解を深めることを目指します(1日目)。
また、Cycle-2 観測提案書が採択に至るために、審査の傾向分析や実践的な対策につ
いてのノウハウを持ち寄り共有することを目指した、テクニカルなセッションも開催し
ます (2日目)。
趣旨: ALMA Cycle-2提案書締切の前に、波長横断的な研究交流・提案チームの形成の場と
して、また初心者・他波長の方にとっては ALMA への入り口の1つとして、このワーク
ショップを利用していただければ幸いです。
講演プログラム(1日目)
10:00 ALMA Status & Cycle 2 Capability (20+5)
永井洋 (国立天文台)
10:25 AGNジェットの駆動・加速・放射機構理論と電波偏光観測によるアプローチ
(招待講演 30+5) 當真賢二 (大阪大学)
11:00 フェルミ衛星によるAGNジェット放射の観測とALMAとの関連(招待講演 30+5)
深沢泰司 (広島大学)
11:35 2次フェルミ加速粒子からのブレーザー放射モデルとミリ波・サブミリ波 (20+5)
格和 純 (広島大学)
12:00 昼休み (70)
13:10 ALMAで探るブレーザー・電波銀河の磁場構造と周辺環境 (20+5)
永井洋 (国立天文台)
13:35 Pictor Aホットスポットの多波長偏光観測 (20+5)
笹田真人 (京都大学)
14:00 銀河団中心銀河での AGN の大規模活動 (20+5)
藤田裕 (大阪大学)
14:25 ALMAで探るAGNジェットと降着円盤: VLBI, VLA, SMAからの外挿
(招待講演 30+5) 浅田圭一 (ASIAA)
15:00 休憩 (15)
15:15 M87 -- ALMA Cycle-0 の結果をふまえた観測提案と将来展望 (20+5)
土居明広 (宇宙科学研究所)
15:40 Broad Absorption Line quasars の非熱的ジェット性質の起源 (20+5)
林隆之 (東京大学)
16:05 ブラックホール連星のX線観測の現状とALMAへの期待 (招待講演 30+5)
山田真也 (理化学研究所)
16:40 多波長観測と ALMA によるブラックホール X 線連星の降着円盤とジェットの研究
(20+5) 志達めぐみ (京都大学)
17:05 XDR中の分子輝線を用いたUltraluminous X-ray sourceの質量測定 (20+5)
吉田鉄生 (国立天文台)
18:00 (懇親会@コスモス会館)
講演プログラム(2日目)
10:00 Cycle 0/1 Proposal Statistics, Lessons & Learned (40)
永井洋 (国立天文台)
10:40 プロポーザル作成の一般的心得と Cycle 0プロポーザル作成時に気をつけた点
(20) 土居明広 (宇宙科学研究所)
11:00 Cycle 1 プロポーザルを書くにあたって気をつけた点 (ショートコメント) (10)
永井洋 (国立天文台)
11:10 Cycle 2 の具体的な観測制限を踏まえたプロポーザル作成の注意点 (20)
永井洋 (国立天文台)
11:30 昼休み (90)
13:00 プロポーザル作成ツールOTの実演とチュートリアル (90: 希望者のみ)
永井洋 (国立天文台)
[世話人一同]
土居明広(JAXA) akihiro.doi_AT_vsop.isas.jaxa.jp (代表)
永井洋 (国立天文台) hiroshi.nagai_AT_nao.ac.jp
紀基樹 (JAXA) kino_AT_vsop.isas.jaxa.jp
笹田真人(京都大学) sasada_AT_kusastro.kyoto-u.ac.jp
片岡淳 (早稲田大学) kataoka.jun_AT_waseda.jp
山田真也(理化学研究所)yamada_AT_crab.riken.jp
深沢泰司 (広島大学) fukazawa_AT_hep01.hepl.hiroshima-u.ac.jp
寺島雄一(愛媛大学) terasima_AT_astro.phys.sci.ehime-u.ac.jp
磯部直樹(JAXA) n-isobe_AT_ir.isas.jaxa.jp
高橋労太(苫小牧高専) takahashi_AT_gt.tomakomai-ct.ac.jp
※ (国立天文台)チリ観測所のサポートを受け、開催いたします。