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アルマワークショップ

ALMAミリ波サブミリ波観測で押さえる銀河の基本観測量とその理解

申請者
長尾 透
形式
長尾 透
日程
2013年2月25日− 26日

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2012年度後期アルマワークショップ
「ALMAミリ波サブミリ波観測で押さえる銀河の基本観測量とその理解」
2nd circular
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開催趣旨:
  アルマ望遠鏡の共同利用観測が開始され、厳しい国際競争を勝ち抜く
ための様々な取り組みが行われています。特に、具体的なプロポーザルの
アイデアを持ち寄ってアイデアをブラッシュアップしたり共同研究を模索
したりすることを目的としたワークショップが分野ごとに開催され、アル
マ望遠鏡で行いたい観測の具体的アイデアを持つ研究者にとって有用な場
面が提供されてきています。しかしこういったアプローチでは、これまで
の研究の延長にない全く新しい発想に基づくプロポーザルを検討すること
は難しく、また新たな着眼点に基づいてアルマ望遠鏡による観測に挑戦し
ようとする他波長または理論分野の研究者や大学院生にとっては敷居が高
いままになっていたと考えられます。
  こうした状況を踏まえ、具体的なプロポーザルのアイデアを討議する
一歩前の段階にある研究者、およびこれまでの研究に捕われず新しい観測
を考えたい研究者を想定して、アルマ望遠鏡を用いた銀河研究に関するワ
ークショップを企画しました。アルマ望遠鏡を用いたミリ波サブミリ波観
測で得られる観測量から銀河のどういった物理に対してどういった議論が
可能になるのかを、具体的な事例を持ち寄りながら学び合うことで、興味
深い現象や未解決問題に対する様々な問題意識に対してアルマ望遠鏡によ
る観測で迫ることができるかどうかについて参加者各自が検討できるよう
になることがワークショップの目的です。本ワークショップをきっかけに、
銀河研究分野でこれまで以上に多様で競争力のあるユニークな観測が我が
国から多数発信され、厳しい国際競争を突破して素晴らしい成果が得られ
るようになることを目指します。

日時および場所:
  2013年2月25日(月)− 26日(火)
  国立天文台三鷹 講義室 + TV会議接続
  (講義室は天文台正面入口を入ってすぐ右手側です)

申し込み:
  講演受付は締め切らせていただきましたが、研究会へのご参加は引き
続き募集しております。参加状況の把握のため、発表をされずにご参加を
検討されている方も下記フォームを用いて世話人(ytamura_atmark_ioa.s.u-tokyo.ac.jp)
宛に申込をお送りいただけますとありがたいです。懇親会参加のご希望は、
2月15日まで受け付けます。

参加申込フォーム(懇親会受付は2月15日締切):
  氏名:
  所属:
  連絡先電話番号:
  メールアドレス:
  参加形態(1つを選択): 関東在住で三鷹参加 / 三鷹に出張して参加 / TV会議で参加
  三鷹で出席する場合、懇親会(2月25日の夜)の出欠(1つを選択): 出席 / 欠席
  その他コメントなど:

プログラム案(講演は日本語で行なわれます)
2/25(Mon)
  10:00 長尾透(京都大) 開催趣旨説明
  10:10 PDFファイル 松田有一(NAOJ) ALMA current status & cycle 2
  10:40 ファイル 河野孝太郎(東京大)分子スペクトル線の観測で得られる銀河の基本物理量
  11:10 PDFファイル 高野秀路(NAOJ) 分子スペクトル線による銀河の星間化学の研究
  11:40 PDFファイル 山岸光義(名古屋大) ALMAによる分子雲の電離度測定
  12:10 昼休み
  13:40 PDFファイル 長尾透(京都大) 銀河の遠赤外線スペクトルにおける微細構造輝線
  14:10 ファイル 松尾宏(NAOJ) 初期宇宙における大質量星形成領域のプローブとしての遠赤外電離酸素輝線
  14:40 早津夏己(東京大) [CII]輝線を用いたサブミリ銀河の物理的特徴の理論予測
  15:10 PDFファイル 平下博之(ASIAA) ダスト熱放射の性質と銀河進化研究
  15:40 休憩
  16:00 PDFファイル 田村陽一(東京大) ダスト連続波観測から得られる銀河の基本観測量
  16:30 PDFファイル 川口俊宏(山口大) 電波観測で探る銀河衝突に伴う巨大ブラックホールの成長
  17:00 PDFファイル 川勝望(筑波大) サブミリ波観測で探る活動銀河核の形成と進化
  18:00 懇親会(@コスモス会館)
2/26(Tue)
  10:00 PDFファイル 永井洋(NAOJ) ALMA偏波観測により何が得られるか?
  10:30 PDFファイル 廣田晶彦(NAOJ) PV図より探る銀河円盤の動力学
  11:00 PDFファイル 馬場淳一(東工大) TBD: 円盤銀河の内部構造と速度場
  11:30 PDFファイル 伊王野大介(NAOJ) TBD: 高空間分解能観測
  12:00 昼休み
  13:30 PDFファイル 但木謙一(東京大) 高分解能CO輝線観測によるclump migrationシナリオへの示唆
  14:00 PDFファイル 土居明広(JAXA) 中心ブラックホールへ最終的に到達できた物質の降着率の測定
  14:30 PDFファイル 廿日出文洋(京都大) 観測量から解析可能情報へ
  15:00 総合討論

世話人:
  田村陽一(東京大学天文学教育研究センター)
  長尾透(世話人代表; 京都大学白眉プロジェクト)
  廿日出文洋(京都大学宇宙物理学教室)
  松田有一(国立天文台チリ観測所)

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