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アルマワークショップ

ミリ秒角の空間分解能による新たなサイエンスの開拓

申請者
廣田 朋也
形式
廣田 朋也
日程
6月1日(水)、2012年2月9日(木)、2012年2月23日(木)

2011年度 ALMA Workshop
「ミリ秒角の高空間分解能観測による新たなサイエンスの開拓」

新しいウィンドウで開く http://veraserver.mtk.nao.ac.jp/restricted/ALMAWS2011/index.html


【目的】

ALMAでは、最長基線が実現されれば空間分解能は数ミリ秒角となり、既存の観測装置ではVLBIでしか達成されなかった高空間分解能のイメージングが可能となります。VLBIでは、これまでにも1ミリ秒角以上の高い空間分解能を生かして、晩期型星や星形成領域のメーザー放射をトレーサとした研究、AGNジェットの研究、位置天文観測などが進められてきました。しかし、非熱的電波のみ検出可能なVLBIでは得られない情報も多く、ALMAによるVLBIと同程度の高空間分解能観測がより研究を深めるためには必要不可欠でした。特に、ALMAによるダスト連続波観測によるメーザー励起源の同定やSEDの測定、分子輝線観測による視線速度構造のより詳細なイメージング、物理量の計測などは、VLBI観測と相補的な役割を果たすと期待されます。

そこで、我々は電波天文グループだけでなく、理論や可視光・赤外線、高エネルギーも含めた幅広い関連研究者と共に、VLBIとALMAを組み合わせた「ミリ秒角分解能の観測」によってどのような研究が新たに可能になるか、最高空間分解能が実現されるまでの初期サイエンスで何をすべきか、を議論するワークショップを開催します。

ワークショップでは、星形成、晩期型星、AGN、位置天文などのサブテーマごとに「高空間分解能」をキーワードにした新たな共同研究の枠組み作りを目指します。


【ワークショップ計画】

2011年6月1日に開催された第1回では、研究全般について、cycle 0への具体的な提案についての議論と今後の研究の進め方について、議論を行いました。2回目以降は、サブテーマごとに中・長期的な研究も視野に入れて議論を深めていく予定です。


【第1回】
日時 :2011年6月1日(水)10:00-17:00
場所 :国立天文台 三鷹キャンパス 大セミナー室
テーマ:研究全般、特にcycle 0への具体的な研究の提案


【第2回】
日時 :2012年2月9日(木)10:00-17:00
場所 :国立天文台 三鷹キャンパス コスモス会館会議室
テーマ:AGN他銀河系外天体
cycle 0の復習とcycle 1への具体的な研究の提案


【第3回】
日時 :2012年2月23日(木)10:00-17:00
場所 :国立天文台 三鷹キャンパス コスモス会館会議室
テーマ:星形成、晩期型星、他銀河系内天体、位置天文
cycle 0の復習とcycle 1への具体的な研究の提案

【世話人・連絡先】

廣田朋也(国立天文台、代表)
本間希樹、砂田和良、永井洋(国立天文台)
面高俊宏、半田利弘(鹿児島大学)
藤沢健太(山口大学)
米倉覚則(茨城大学)
e-mail: alma-mas2011あっとmiz.nao.ac.jp

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