ALMA seminar workshop:
Study of the Magellanic System and M33 by ALMAのご案内
星間物質の性質や進化および星形成についての理解を深めるため、マゼラン雲と
M33のALMAによる観測戦略を議論することを目的としてワークショップを開催致します。
マゼラン雲及びM33は、我々から最も近い銀河であり、近年、多波長による広域かつ
高分解能観測が飛躍的に進んでいます。なかでも我が国のミリ波サブミリ波観測施設を
用いて、分子雲の広域高感度データが存在し、星間物質の性質および星形成の様子に
ついて調べるための最良のデータがそろってきています。これらのデータベースから、
異なる環境下、物理状態にある星間物質や、異なる星形成活動を示す分子雲をターゲ
ットとして選出し、詳細観測を進めることで、星間物質や星形成過程についての理解
をより深めることが可能です。特に、両者とも大規模HII領域群(例、30Dor, NGC604)
や若い大規模星団が存在し、これらの天体そのものや付随する高密度コアといった
明るい天体はALMA初期運用の格好のターゲットといえます。
会合では、最近の観測結果を紹介するとともに、ALMA観測提案に向けて、具体的な
方針、A/Iの整理等を行う予定です。
興味のある方はぜひご参加ください。
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日時：2010年10月26日(火) 11:00-17:30
場所：名古屋大学理学部C館２階 物理会議室
プログラム案
ALMA seminar workshop:
Study of the Magellanic System and M33 by ALMA
11:00-11:05 Opening
11:10-11:40 Properties of giant molecular clouds and star formation in the Large Magellanic Cloud
Akiko Kawamura
11:45-12:15 From the recent continuum observations in the Magellanic Clouds
Tetsuhiro Minamidani
12:20-12:50 Properties of giant molecular clouds in the SMC and the Bridge
Erik Muller
Lunch
14:10-14:40 Properties of giant molecular clouds and star formation in M33
Sachiko Onodera
14:45-15:15 Massive Star Formation in Giant Molecular Clouds in M33
Rie Miura
15:15-15:30 break
15:30-16:00 13CO(1-0) OTF mapping of the NGC604 region
Kazuyuki Muraoka
16:05-16:35 HI to H_2 transition in M33
Tomoka Tosaki
16:40-17:30 Discussion
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本ワークショップは、国立天文台ALMA workshopの補助を受けています。
世話人：
河村晶子（名古屋大学）、濤崎智佳（上越教育大学）、久野成夫（国立天文台）、
南谷哲宏（北海道大学）大西利和（大阪府立大学）、河野孝太郎（東京大学）