◆趣旨
2011年にALMA（アタカマ大型ミリ波サブミリ波干渉計）の初期運用が開始されています。そのための観測プロポーザルは、いよいよ2011年春頃に8週間の期間にわたり募集されます。ALMA東アジア地域センター(国立天文台三鷹キャンパス）では、ALMAでの観測を目指している方々、観測の可能性のある方々、アーカイブや御自身の観測データの解析を予定している方々に対して、有益な情報を提供とツール使用のチュートリアルのためのALMAユーザーズミーティングを開催します。

◆狙い
ALMAは、日本、北米、ヨーロッパの国際協力プロジェクトであり、飛びぬけた性能を持つ共同観測施設です。東アジア地域のユーザーも内外の激しい国際競争にさらされることが予想されます。この会合では、ALMAに関する最新の情報提供だけでなく、電波研究者やそれ以外の幅広いユーザーに対して、各レベルに即した実践的チュートリアルとデモ実演等を行います。これは、ALMAではソフトウエアを使ったプロポーザル作成・投稿システムを導入しており、シミュレーターなどのサポートソフトも提供され、これらの活用がよりよいプロポーザル作成に不可欠だからです。 我々は、この会合を通して日本や台湾などの東アジアからより多くの観測提案がなされ、より多くの観測と科学的成果が得られることを目指しています。同時にユーザーにALMA地域センター(ARC)の役割と活用の方法を知ってもらい、要望や意見を集めることで、ALMA時代によりよい研究環境やサポート体制を提供できるようにしたいと思っています。

Meeting web page: http://alma.mtk.nao.ac.jp/EA-ARC/ALMA_UM/ALMA_UM2010/index.html

OTチュートリアル資料 http://alma.mtk.nao.ac.jp/EA-ARC/ALMA_UM/ALMA_UM2010/OT_Tutorial.html

CASチュートリアル資料 http://alma.mtk.nao.ac.jp/EA-ARC/ALMA_UM/ALMA_UM2010/CASA_Tutorial.html