ワークショップ・イベント情報
ARC2011年09月08日
ALMA最初の共同利用サイクル0の観測提案募集が6月末に締めきられました。幸
いなことにその高い性能への強い期待から、世界中より多くのプロポーザルが集
まりました。建設はまだ続くものALMA関係者一同非常に喜ぶと同時に、改めて建
設、科学運用の責任を感じています。
さて、ALMAは現在の建設が終了すれば、後はその性能を維持するというもので
はありません。他の地上装置同様、技術の革新や進歩とともに、ALMAの観測装置
も運用とともに性能を向上させていきます。本ワークショップでは、ALMA観測所
が今後、最先端の科学的成果を出し続けるためには、どのように新しい機能を追
加し、既存機能の改良を行うのかの方針やそのプロセスを紹介します。
ユーザーの皆様には将来のALMAにおいて、どのような新規性能や性能向上を優
先させるべきかをサイエンスの観点を中心に議論していただき、開発者の皆さん
からも今後の開発項目や見通しについて発表していただきます。会議のアウトプッ
トとして、今後の開発項目について認識共有をし、ある程度の方向性が出せれば
良いと思います。